Q1.筑波技術大学に入学したきっかけは何ですか?
高校生の頃に情報の科目を履修してプログラミングのことを学んでいくうちに、もっと深く学びたいと思うようになりました。私の母校や地元では大学に進学する事例があまりなく、私が大学に行くことを決めた時には結構反対もされました。だからこそ、後輩のためにも私は大学進学を目指し、自分の経験や挑戦という意味を込めて情報システム分野に進むことを決めました。また、自分が学びやすく楽しんで大学生活が送れる場所はどこかと考えた時に、筑波技術大学は設備も整っているし、一人一人にアドバイザーの先生がついてくださってすごく安心だと思いました。そして、昔から教員になりたいと思っていたので、情報の教員免許が取得できる筑波技術大学に決めました。
Q2.入学する直前に新型コロナウイルス感染症のパンデミックが起こりました。入学してからこれまでの間どのように学生生活をおくってこられましたか?
情報システム学科に入学したものの、それほどパソコンができるわけでもないし、プログラムが書ける知識がなかったので最初はすごく不安でした。遠隔授業では、質問や発言がしづらいというのを感じていたので、なかなか質問ができなくて…。自分だけが取り残されていくのではないかと思いました。そうした不安は、先生方の授業時間外での個別対応や手厚いサポートのおかげで乗り越えることができました。
私にとって一番大変だったのは、教職課程の科目です。教員は、生徒の顔とか雰囲気、空気感など大事にしながら授業を進めていくものだという考え方です。そのため、空気感を感じるのが難しい遠隔授業で教職科目を学ぶことに違和感がありました。もちろん先生のおっしゃっていることや学ぶ内容は伝わってきますが、対面だったらもっと違うものが伝わったのではないかと思いました。そのため、対面授業が始まるのが待ち遠しかったです。
Q3.授業以外の学生生活についても教えていただけますか?
寄宿舎では、物の配置や管理が最初は難しかったので時間がかかりましたが、先輩が優しくいろいろ教えてくれたので、すぐに慣れることができました。
食費のやりくりは、親元にいるときにきちんと取り組んだことがありませんでした。そのため、全部自分でやらないといけないとなったときにすごく不安でした。お金を使いすぎてしまったこともありましたし、逆に使い過ぎに気をつけ過ぎたため、食べるものがなくなったりしたこともありました。このようなやりくりが最初は難しかったです。こうした経験を積んだ結果、適切に食費を管理しながら、いろいろな料理を作って楽しめるようになりました。
Q4.今後の目標を聞かせてください
情報の教員になるか一般企業に就職したいと考えています。教員になるにしても、まずは一般企業に就職して、いろいろな経験を積んだ上で教員になりたいです。そのため、幅広くいろいろな知識を持っていないといけないと考えています。そこで、専門科目の勉強やITパスポート(情報系の国家資格の一つ)の資格取得に一生懸命取り組みながら、教職科目の勉強を両立しようと頑張っています。
Q5.これから筑波技術大学を目指す受験生に向けてメッセージをお願いします
本学はカリキュラムが豊富な上に、サークル活動が充実しています。私たちと多くのことを学び、充実したキャンパスライフを過ごしましょう!