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「令和5年度春日キャンパス学園祭(春日祭)」を開催しました!

——令和5年度春日キャンパス学園祭(春日祭)について

当日のイベントでは、ステージ発表や模擬店のほか、展示を開催しました。晴天にも恵まれて、学園祭日和の一日となり、数多くのお客様にご来場いただきました。また、春日キャンパスで学び、現在は社会人となって活躍している卒業生達も数多く会場でお見かけし、ひさしぶりの母校の学園祭を楽しんでいました。


ステージ発表では、6つのイベントが行われました。

・THE FIRST TAKE(早押しクイズ)
・バンドサークル 野外フェス
・大抽選会(学園祭内で購入・模擬店でゲットした抽選券による当選発表の実施)
・歌のステージ発表
ŹOOĻ(アイドリッシュセブンのŹOOĻのキャラクターになりきって歌とダンスを披露)
・ミス・ミスターボイスコンテスト(男女がそれぞれ4つの部門に分かれ、部門ごとにふさわしい魅力的な声を選ぶコンテスト)
そのほか、アコースティックギターによる弾き語りライブも、ステージ発表の合間をぬって披露されました。

 

写真1.(上段左)在学生によるバンド演奏の様子、(上段右)早押しクイズの様子、(中段左)本学卒業生によるバンド演奏の様子、(中段右)歌のステージ発表の様子、(下段左)バンド演奏を観覧している観客席の様子、(下段右)大抽選会の様子


模擬店では、5つの店舗で食事や飲み物の販売を行いました。

・丸井(今川焼や一口サイズの玉こんにゃくなど丸い食べ物を販売)
・飲み物の販売
・Magical tail(視覚表現研究会コスプレ班による魔法(食事)の提供とメンバーとのチェキが撮れるゲーム)
・ポップコーンの販売
・フライドポテトの販売

写真2.(左)模擬店「Magical tail」の販売の様子、(右)模擬店「丸井」の販売の様子

 


展示では、4つのイベントを行いました。

・点訳後援会(点訳やテキスト化・拡大などのメディア変換をお手伝いするボランティア団体による点字・点訳の紹介)
・視表研~展示ブース~(視覚表現研究会で作成した動画の放映やサークルメンバーによるアニメレビュー、在学生に質問できる相談ブース)
・特撮の部屋(特撮のおもちゃの展示、変身講座)
・天久保特設企画(天久保キャンパスの学生とのコミュニケーション)

写真3.展示「特撮の部屋」のイベントの様子

 

4年ぶりの学園祭開催ということで、「令和5年度春日キャンパス学園祭(春日祭)」実行委員会長を担当された保健科学部情報システム学科4年生の岡澤洋成さんにお話を伺いました。
学園祭再開の経緯、学園祭開催に向けた天久保キャンパスとの連携について、学園祭実行委員会長になった経緯、学園祭開催に向けた準備の様子、学園祭前日と当日の様子、学園祭を実施して良かった点・反省点、本学の後輩や高校生に向けたメッセージについて伺いました。


Q1.学園祭再開の経緯について教えてください。

今年入学した1年生は、エネルギッシュで活発な学生が多く、「学園祭をぜひやりたい」という声が多かったです。また、楽しいイベントを開催して、大学生活をより充実させようと考えました。そこで、「学園祭をやろう」という流れになったのが学園祭再開の経緯です。


Q2.学園祭の開催に向けて、天久保キャンパスとの連携はどのように進めましたか?

これまでの学園祭に関する資料が十分ではなく、いざ開催となると、天久保キャンパス6年ぶり、春日キャンパスは4年ぶりという状況でした。そうしたなかで、天久保キャンパスから「一緒にやりましょう」とお声がけをいただきました。そして、それぞれのキャンパスで学園祭を開催することになりました。


Q3.学園祭実行委員会長になった経緯を教えてください。

学生会という組織がありまして、私は会長を担当していました。学園祭は、学生会が主体でもあったので、会長と兼務する形で、学園祭実行委員会長を担当することになりました。


Q4.学園祭開催に向けた準備の様子について教えてください。

5月の後半から準備をはじめました。学園祭の開催について、在学生はどのように考えているか把握するために、開催の可否についてのアンケート調査を実施しました。アンケート結果では、開催について賛成、反対がそれぞれ約半数となりました。そのため、協力してくれる学生を集めるのが難しかったです。協力してくれる学生を探したり、自分の想いを伝えていくという所から進めていきました。大学の規模も小規模ですので、「学園祭を開催できるのか」と思うこともありました。一方で、学生会を手伝ってくれている学生からは、「やるべきだよ」や「1年生はやりたいという声が大きかった」という意見を聴きました。最終的に「やってみるか」ということになり、そこから準備を急ぐことになりました。「学園祭をやりたい」という1年生の想いが行動に結びついたと思います。


Q5.学園祭前日と当日の様子について教えてください。

10月21日(土曜日)が前日準備で、翌22日(日曜日)が学園祭の本番でした。前日の準備までは、チームワークを形成するのが難しかったです。役割分担を決めていくなかで、出てきた意見としては、「やりたいとは思ったけれども、準備まではしたくない」というものがありました。そうした意見を出した学生にも参加してもらうためにはどうしたら良いかを考えていきました。天久保キャンパスの方は、3月、4月あたりから準備をはじめていたようです。春日キャンパスは、6月中旬くらいから本格的に準備が動きはじめました。そのため、約4ヶ月という期間で準備を進めなければなりませんでした。また、前回の学園祭が4年前ということもあって、学生会には、前回の資料はほとんど残っていませんでした。一から進めていくという点は、楽しくもあり、大変でもありました。具体的に進めていくなかで課題となったのが、設備の準備や道具等の調達方法、制限事項などを一つひとつ確認することでした。続いて、学園祭を盛り上げるためにも、ステージ発表や模擬店などが必要だと考えました。後から「どのようにしたら出店してもらえるか」や「どのくらいのお客さんが見込めるか」などの課題が次々と出てきました。これらの課題について、解決策を考えて実行することで、一つずつクリアしていきました。
今回、学園祭の限られた予算のなかで、何とか開催することができました。結果的に、模擬店を5店舗出店し、抽選会も開催できたので、その点は、成功ととらえて良いのかなと思っています。また、当日は、自分たちが思っていた以上に地域の方々に来ていただきまして、大変良かったと思っています。


Q6.学園祭を実施して良かった点・反省点について教えてください。

ひさしぶりの開催ということもあり、少々のトラブルは起こりました。そうした点は、今後の反省点としつつも、学園祭が中断するような大きな問題は生じなかった点が良かったです。一番良かったのは、当初、学園祭の開催を反対していた在学生も、「楽しかった」と声をかけてくれたことです。達成感も味わうことができた学園祭となりました。


Q7.本学の後輩に向けてメッセージをお願いします。

学園祭の開催というテーマの場合、在学生の意見が必ずしも一致するとは限りません。そうしたなかで、学園祭の準備を進めていくという経験を通して、私はまわりを説得する力を身につけることができたと思います。そこで、次に学園祭の準備を担当する在学生のみなさんも、やってみようという気持ちを持って、学生会長などにもチャレンジしてもらいたいです。また、これまでの学園祭の準備等を振り返りながら、今後も学園祭を続けて成功に導いてほしいと思います。


Q8.高校生に向けてメッセージをお願いします。

筑波技術大学は、挑戦しようと思えば、支援してくれる環境があります。学生数は、そう多くはありません。ですが、人数が少ないからといって、コミュニティがあまりないと思わずに、自分でどんどんまわりに働きかけていってほしいと思います。そして、筑波技術大学で自分の将来を思い描くことによって、希望の進路や夢を実現してもらいたいです。

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