※2019年度までは、産業情報学科システム工学専攻建築工学領域と、総合デザイン学科環境デザイン学領域の2つに分かれていましたが、2020年度から産業情報学科に統一されました。
魅力1:卒業生が教員として活躍しています
身近にロールモデルとなる教員がいることが第一の魅力です。
まず、本学の卒業生、田中晃先生は、博士取得、大手勤務を経た後に、建築の専門を活かし、本学での教育、学生指導に活躍されています。また、非常勤講師の北橋主税先生も本学卒業生、大手企業で設計業務に従事する1級建築士です。設計演習を担当しています。
CAD演習を非常勤講師として担当する杉山祐一郎先生も、博士取得の1級建築士で、大手企業で設計業務に従事しています。先生方は授業の内容はもちろんのこと、進路等の相談にものってくださいます。
魅力2:建設業を中心に就職・進学、1級・2級建築士取得者も活躍中
建築学コースでは1級建築士、福祉住環境学では2級建築士の受験資格を得られるカリキュラムを組んでいます。実際に、1級建築士や2級建築士を取得した卒業生が活躍しており、これら国家資格取得のための学び直しプログラムなど、卒業生にも手厚いサポートがあります。
卒業生らは、建設業・技術職を中心に活躍しており、卒業後もOB・OGとして、在学生の就職・進路支援の一翼を担ってくれています。
魅力3:少人数を活かして先輩、後輩、社会と繋がる
少人数のため、1年生から大学院生まで一緒に学ぶ機会が多くあります。また、1年生の時から教員の研究・学会活動への参加機会が多いことも、少人数教育を行う本学ならではの特徴です。意欲のある人は、どんどん学び進めることができます。
魅力4:授業では街に出るフィールドワークを重視
建築を学ぶことは、人々の暮らしを観察することから始まります。設計演習を中心に、1年次から街に出て、実際の空間を体験し、人々の行動を観察・声を聞くフィールドワークを行います。
また建築学は、計画、法規、環境、設備、構造、施工と幅広い知識を必要とします。多くの企業の協力の下、施工現場や生産現場の見学会を多数実施し、設計者や現場監督による説明を受けながら、理解を深めていきます。
魅力5:研究活動を通して実体験ができる
教員の研究活動等を通して、設計やまちづくりの実体験をすることができます。その舞台も、技大ならでは。聴覚障害者の視点からの提案が、地域社会に求められています。
1)福祉の居場所づくりで空き家リノベーションを実施
NPO法人が運営する空き家活用による認知症&ケアラーズカフェ(認知症など本人や家族など無償で介護を担う人々をサポートするための拠点)を、より魅力的にするためのリノベーションに、学生らが参加した様子です。
改修計画の検討では、学生らが製作した1/20サイズの特大模型が役に立ちました。模型があることで、リノベーション後の空間イメージを参加者全員で共有することができました。実際の作業は泊まり込みで、他大学の学生やNPO法人スタッフ、地域の人々と連携して進めました。壁や天井の塗替えの他、木製パネルの割付と貼り付けなど、大工仕事さながらの作業を、工務店等プロのサポートの下、行いました。
リノベーションは2018年9月実施
2)障害者乗馬施設の建築計画の提案
施設を運営する団体の依頼で、学生による新施設の計画案を提案しました。学生、かつ聴覚障害があるからこそ見えてくる自由で新しい発想を求められたものです。
全国的にも珍しい施設ですが、4人の学生が授業時間外を活用して勉強し、アイデアを練り、コンペ形式でクライアントへ提案を行いました。その結果、1名の学生が1等として選ばれました。今後実施設計に向けて、学生らが提案したアイデアが盛り込まれる予定です。
アイデアコンペは2019年6月実施