今回お話を伺ったのは、保健科学部保健学科鍼灸学専攻に在学中の近藤凌也（こんどう りょうや）さんです。ヘルスキーパーを目指して意欲的に勉強に励む一方で、ブラインドサッカーにも取り組んでいる近藤さん。本学に入学したきっかけ、入学後の学生生活および授業以外の学生生活、今後の目標、そして、これから筑波技術大学を目指す受験生に向けてのメッセージについて伺いました。
Ｑ１．筑波技術大学に入学したきっかけは何ですか？
同じ中学校の先輩が、筑波技術大学に進学している話を中学校の先生からお聴きしたのが本学を知ったきっかけです。そして、私が鍼灸学専攻を選んだ理由は、小さいころから生物が好きだったということと、子どものころは身体が弱くていろいろな方に助けて頂いたという経験から、自分も将来は人を助けたいと考えるようになったからです。また、進学先候補を見学したなかで、筑波技術大学の設備や勉強環境が整っていたので入学を決めました。
Ｑ２．入学する直前に新型コロナウイルス感染症のパンデミックが起こりました。入学してからこれまでの間どのように学生生活をおくってこられましたか？
私が受験した時は、新型コロナウイルス感染症のことをまったく知りませんでした。ようやく情報が入りだしたのが、高校を卒業する1、2カ月前でした。大学に入学するまでには、何とかなるのではないかと思っていました。しかし、感染者の増加のため、授業が遠隔で行われることが決まり、そこからが大変でした。また、自宅に骨の模型や資料がたくさん届くという経験もはじめてしました。1年生の時は、自宅からインターネットを使って遠隔授業を受けましたが、遠隔授業用のソフトウェアやアプリをこれまで使ったことがありませんでした。そのため、最初は遠隔授業に参加するだけで30分くらいかかりました。いろいろな先生方のお世話になって、遠隔授業は徐々に慣れましたが、一方で授業内容がどんどん難しくなりました。2年生になり、これまで音声でしかコミュニケーションをとったことがなかった先生方と実際にお会いしてみると、自分がイメージしていた背の高さや体つきと同じだったり、違っていたりしました。対面で直接お会いできるのはすごく嬉しいですね。
Ｑ３．授業以外の学生生活についても教えていただけますか？
私は寄宿舎に住んでいます。選んだ理由は、大学の敷地内にあり、通学に便利と考えたためです。寄宿舎はユニットという単位に分かれていて、フロアを6人共同で使用しています。そして、みんなで利用する台所や洗濯機置き場などがあります。自分の部屋のレイアウトを決めるところからはじまり、配置を覚えるまでに1週間くらいかかりました。モノの管理は大変ですが、少しずつ慣れました。また、ホームシックになるかと思いましたが、週に何度か家族と連絡をとっているので、それほど寂しくなりませんでした。余暇の過ごし方としては、友達と近くのおいしいお店に行ったり、楽器演奏や音楽を聴いたりしています。また、ブラインドサッカーのサークルに所属しており、今は筋トレを中心に取り組んでいます。
Ｑ４．今後の目標を聞かせてください
私は、企業内で社員の方を対象に、鍼灸やマッサージなどを行うヘルスキーパーの仕事につきたいと思っています。とにかく今は、授業などを通じて一生懸命勉強しています。覚えなければならないことがとにかく多いため、一つずつゆっくり覚えて基礎固めをするなど、工夫しながら勉強しています。また、実技系の科目は、自分の身体で覚えるまで何度も繰り返し練習しています。
Ｑ５．これから筑波技術大学を目指す受験生に向けてメッセージをお願いします
筑波技術大学は、学内設備も支援体制も整っているうえ、楽しく過ごせる大学です。みなさん、私たちと一緒に楽しく充実した大学生活を送りませんか？
