2024年12月10日(火)、春日キャンパス講堂にて、「触察ワークショップ~石ころの旅を通して、筑波山地域ジオパークでユニバーサルデザインに親しもう~」が開催されました。本イベントは、共生社会創成機構主催、つくば市ジオパーク室、つくばバリアフリー学習会、Insight Seekers(春日キャンパス学生ボランティアサークル)の協力によって開催されました。当日は8人の学生が参加し、触察を通して筑波周辺の地質に対して知識を深める機会となりました。本記事では、イベントの様子や学生の学びについてレポートします!
イベントの流れ
イベントは、筑波地域を流れる桜川に関する講義からスタートしました。



参加者の感想
鍼灸1年(当時) 湯浅さん
「私は、今回の触察ワークショップを通して、石の奥深さを感じる事ができました。
普段の生活の中ではありふれた存在である石ですが、その石1つ取っても、でき方によって種類が異なったり、多種多様な形や重さの物があるという事を触れて感じる事ができ、石についての関心が深まりました。また、普段はあまり丁寧に触れる事のない石も、入念に触察する事で表面の感触の違いから粒の大きさなどを読み取る事もできるのだというような新たな発見も多くありました。 今後、日常生活の中で石を見つけた際は、この石はどのような環境でできたのか、どのような特徴があるのかなど、思いを巡らせていきたいと思います。」
情報1年(当時) 酒寄さん
「石を触った際に感じるツルツルやザラザラといった抽象的な感覚から、かつての地形がどのようになっていたかというところまで話が深まって面白かったです。実際に触って体感することで、教科書を読んでなんとなくわかった気になっていたものが、より確かな理解に繋がりました。」
情報1年(当時) 白濵さん
「ザラザラのものとツルツルのもので分けたり、形で分けたり、と様々な分け方をして、それに応じた学びを得ることができました。筑波山を形成する岩石はどちらもザラザラで、引っ掛かりやすいので、積み重なるのかなと思いました。この気づきは、ずっと積み重なて遊んでいたので得ることができました。自然からの学びは、いろいろなところにあるのだなと再認識することができる楽しい講習会でした。」