こんにちは、学生記者の藤原心華です。
今回は、多くの高校生から質問される「アルバイト」――その中でも 筑波技術大学で盛んに行われている“学内アルバイト” について紹介したいと思います。
「学内アルバイトって何?」という方もいるかもしれませんね。読んで字のごとく、大学の中で行うアルバイトのことです。仕事内容や働き方もさまざまで、代表的な例としてはこんな種類があります。
◎筑波技術大学の学内アルバイト例
1. 固定制のアルバイト(図書館や事務などで定期的に働く)
2. 当日限定アルバイト(イベントスタッフ)
3. 学生記者(この記事を書いているのもこの一環!)
4. 研究協力(実験への参加協力)
5. その他
今回はこの中から、「当日限定アルバイト(イベントスタッフ)」の一例として、オープンキャンパスでの学生スタッフの活動にスポットを当てて紹介します!
【2025年6月7日、オープンキャンパス開催!】
当日は天久保キャンパスにて、たくさんの高校生・保護者の方々にご来場いただきました。
当日のプログラムや会場案内のポスターなども、実は技大生がアルバイトとして制作したもの。こちらについては別の記事へ!


さて、肝心の学生スタッフたちはというと――
【朝早くから大活躍!】
当日は天気に恵まれて、気温は25℃超えの暑さ。そんな中、学生スタッフはそれぞれの持ち場に分かれて活動開始!
・受付
・ツアーガイド
・撮影係
・おもてなし係
・座談会や説明会のサポート
・企画運営
などなど、さまざまな役割を担当しました。
暑さ対策として、来場者に冷たい飲み物を配布したのも学生スタッフの仕事。もちろん学生スタッフたちも水分補給をしながらしっかり働いていました!




【各学科・コースの企画も学生がサポート!】
当日は複数の企画が同時進行で行われました。各コースの特色を生かした説明・体験授業・展示・見学など、多岐にわたる内容です。
〈産業情報学科〉
・情報科学コース


・先端機械工学コース


・建築学コース


〈総合デザイン学科〉クリエィティブデザインコース


〈その他〉
・支援技術学コース


・教職課程


それぞれに学生スタッフが参加し、案内や体験サポート、写真撮影などを行っていました。
「自分が担当していない時間は何してるの?」と思うかもしれませんが、スタッフはみんな休む間もなく動いていました。道に迷った来場者への対応や、各会場の様子を記録する撮影など、“裏方”としてしっかり役割を果たしていました。




【特別企画も盛りだくさん!】〜OnOffラウンジにて今年だけの特別講演会〜
2025年11月に開催される「東京2025デフリンピック」に出場予定の本学学生による講演も行われました!天久保キャンパスから選手が誕生するということで、特別な注目が集まりました。
講演は昼食をとりながら自由に聞けるスタイルで、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。




さらに!筑波技術大学の学生たちは、このデフリンピックにサポートスタッフとしても参加予定。今後活動の様子も記事やSNSで発信予定なので、ぜひチェックしてみてください。
👉 参考リンク:
https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/uploads/2024/10/9caf7d58730d2119c03a33a3ba243660.pdf
こちらは「東京2025デフリンピック 協定締結式について(PDF)」です!
https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/2025/04/17001601.html
こちらはデフリンピックサポートスタッフとしての活動の一部について記述した記事です!こちらもご覧ください。
【共生社会創成学部】〜学生が主役のリアルトーク!〜
今年度新設された「共生社会創成学部」では、1年生の学生たちが高校生との座談会・ディベート形式の交流企画を担当。学生目線のリアルな話が聞ける、こちらも魅力的なブースでした。


「共生社会創成学部ってどんなところ?」と思った方は、「筑波技術大学 共生社会創成学部」で検索してみてくださいね!
【受験のリアルが聞けるチャンス!】
入試説明会では、在学生が実際に自分の入試で使ったPowerPoint資料を紹介しながら説明していました。これは受験を考えている中高生にとって、かなり参考になったのではないでしょうか。


【バス案内や寄宿舎見学、フリースペースも!】
学生スタッフは、バス乗り場での案内や寄宿舎見学のガイドも担当。
また、会場内には自由に絵を描けるコーナーもあり、ちょっとした休憩タイムにみんな楽しく参加していました♪






【オープンキャンパスで“働く”という経験】
オープンキャンパスを成功させるために、約50名以上の学生スタッフが力を合わせて活動しました。
この「学生スタッフ」という学内アルバイト、ただの“バイト”じゃないんです!
こんな魅力があります!
・ 通学ついでにできる!(交通費ゼロ)
・学内で日にちが決まっているため予定を調整しやすい
・大学のことを自分の言葉で伝えられる
・同じ学生同士、安心して協力し合える
・中高校生と直接関わることで、自分の成長にもつながる
・「チームで運営する」という貴重な経験が積める!
【最後に】
他大学でもその大学の学生がオープンキャンパスのスタッフを務めることはありますが、技大にはここならではの魅力があります。ろう・難聴学生同士が安心して協力し合い、共通の言語でコミュニケーションを取りながら運営に取り組めるのは大きな強みだと感じます。
また、自分と同じろう・難聴の中高生と直接関わることで、自分自身の成長にもつながりました。少人数のチームで運営するからこそ、簡単な雑用にとどまらず、人と直接関わる仕事を任される機会が多いのも魅力です。大学のことを自分の言葉で伝えながら、同じ立場の仲間と協力してオープンキャンパスを作り上げていける――それが技大での貴重な経験だと感じています。
一方で、オープンキャンパスに参加するろう・難聴の小中高生にとっても、技大ならではの良さがあります。入学前に感じやすい大学生活や情報保障などへの不安を、その場で在学生の先輩に直接相談できることや、教職員の手話に加え、口話+手話、文字通訳、音声認識など複数の方法を組み合わせて説明を受けられることは、安心につながります。支援を一方的に受けるだけでなく、双方向にコミュニケーションをとりながら大学の雰囲気を知ることができるのも技大ならばでの魅力だと思います。
さて、ここまで読んでいかがでしょうか?
中高生の皆さんが持つ“大学生のイメージ”の一つに「アルバイト」があるかもしれません。もちろん、学外でバイトをしている学生もいますが、こんなふうに “学内でできる”貴重な体験型アルバイトもあるということを、ぜひ知ってほしいです。
「人と関わるのが好き」「イベントが好き」「技大生として何かやってみたい!」と思っている方は、ぜひ学生スタッフに挑戦してみてください♪
みんなで一緒に楽しいオープンキャンパスを作りましょう!
ちなみに、10月12日の学園祭と同日に2回目のオープンキャンパス「秋のオープンデイ」が開催されます!ぜひ遊びに来て、学生スタッフの仕事ぶりや活躍、そしてキャンパスの雰囲気や学生生活の様子をのぞいてみてくださいね♪
【おまけ】
オープンキャンパスの学生スタッフとして活躍した学生たちからコメントをいただきました!
●今年度のオープンキャンパスのメインビジュアルを担当しました。今年のキャッチコピーは「君だけの色がある」。オープンキャンパスを通して、あなただけの色、少しでも見えてきたでしょうか?
●来てくださった皆さんありがとうございました。色々な学生さんとお話することが出来てとっても楽しかったです。技大の魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです!
●今回でオープンキャンパススタッフとして参加するのは3回目になりました。毎回「技大ってこんな面白い研究やプロジェクトをやっているんだな。学生たちってこんなに活き活きと活動しているんだな。」と技大の魅力を再確認できるので、スタッフとして参加するのが楽しいです。来て下さった中高生も同じように思ってくれたら嬉しいなと思いました!
●教職課程に興味を持って立ち寄ってくれた皆さん、ありがとうございました!教職課程は大変道のりですが、生徒の成長に関わる喜びは格別です。この魅力が伝わり、未来の先生が増えることを願っています!
●Instagramのストーリーズに載せる内容をよりリアル感を出すために、動画を撮影し、即座に編集して載せるというスピーディーな作業がとても苦労しました。しかし、学生からの反響がとてもよく、技大らしさを表現することができたかなと思えています。