日本で唯一の特徴を持つ本学にはまだまだ隠れた魅力があるはず――「自分たちの手で、大学の魅力をカタチにする」そんな想いを持って、学科や専攻の垣根を越えて学生たちが集まりました!
今年度の「産業プロジェクトA」のテーマは大学広報。彼らは最初に自分たちの足元を見つめ直す大学の良い点・改善点の現状分析からスタートし、グループごとに決めたテーマを追いかけてキャンパス内外を奔走しました。広報室長(若月教授)が取り仕切る活動は大学の広報室とも連携して本格的に行われました。取材に関する基礎知識から撮影のコツ、目を引くレイアウトやデザイン、さらには学外のゲスト講師による特別講義まで、多岐にわたる「活きた学習」を実施しました。
今回ご紹介するのは、学長へのインタビューを試みたグループの動画と記事です。動画と記事のハイブリッド形式や一度見たら忘れられないインパクトの強さと冷静な考察や学生のリアルな距離感は学生たちの視点が光ります。


1. 学長に訊く、「距離の近さ」が学生を伸ばす理由(Q&A)
Q. 先生と学生の距離が近くて良かったと思うことは?
A. 一人ひとりの学生にどのような力があるのか、直接話すことで詳しく見つけ出せる点は、学生の距離が近い本学だからこそと言えて良かったと思います。
Q. 具体的にはどのようなことですか?
A. 例えば、数学的な分野は苦手でも全体を掴む力がある学生や、積極的に意見を言える学生、あるいは他人の意見を聞いて自分の考えに取り入れることができる学生などがいました。そうした個々の特性に気づけることですね。
Q. 逆に良くない点はありますか?
A. うーん、特にないですね。
2. 【考察】 質問しやすさだけではない、「距離の近さ」の本質
先生と学生の距離が近いから見える「ひとりひとりの強み」
「先生と学生の距離が近い」と聞くと、多くの人は「質問しやすい」「相談しやすい」といったイメージを持つかもしれません。しかし今回のインタビューで印象的だったのは、それだけでなく「学生の個性や力を細かく見つけられる」という点でした。
たとえば、数学は苦手でも全体を掴むのが得意な学生。あるいは、自分の意見をしっかり伝えられる学生や、逆に人の意見をうまく取り入れて成長していける学生。距離が近いからこそ、先生はこうした「一人ひとりの得意なところ」を丁寧に拾い上げることができるのです。
教育の現場では、どうしても「テストの点数」のような目に見える評価に偏りがちです。しかし、それ以外の「力」――意見を交わす力、聞く力、まとめる力――は、距離が近い環境でなければなかなか気づけません。
そしてもう一つ興味深いのは、「逆に良くない点は?」という問いに対して、「うーん、無いですね」と答えたこと。先生にとって、学生との近い距離感はプラスでしかないということでしょう。そこには、安心して学び合える場の空気感が表れているように感じます。
3.【学生の視点】授業中に寝られない? 距離が近すぎる大学生活のリアル
学生の視点:近すぎる距離感のリアル
大学に入って一番驚いたのは、出席確認の際、誰がいないのかすぐに分かってしまうことでした。少人数だからか、顔と名前が一致するのがとても早いです。他の大学に通う友人の話を聞くと、自分の環境がいかに特殊なのかを実感します。実際、全学年の名前を覚えている人がいても不思議じゃないと思うくらい、すぐにお互いのことを覚えてしまいます。
教員との距離も近いので、分からないことがあれば気軽に質問できますし、ちょっとした相談もしやすいです。その分、恋愛事情などもすぐに広まってしまいます。「誰と誰が付き合い始めた」「別れた」といった話があっという間に知れ渡るのは、この規模ならではだと思います。
また、見慣れない顔が一人でも混ざるとすぐに分かるため、外部の人が来ていると「あ、この人は学生じゃないな」とすぐに気づきます。必修科目だけでなく選択科目でもメンバーがほとんど同じになることがあり、授業のたびに「またこのメンバーか」と思うことも多いです。
さらに授業中は当てられる機会が多く、寝ていると一瞬でバレます。大人数の講義では体験できない緊張感がある一方で、積極的に発言する機会にもつながっています。こうした環境にいると、良くも悪くも「人との距離の近さ」を実感しながら大学生活を送ることになります。
ライター情報:
吹野 凱斗 二年生産業技術学部産業情報学科情報科学コース
吉田 健太郎 同文
鈴木 陽心哉 同文
協力者
黒崎 琉之介 二年生産業技術学部産業情報学科建築学コース
福永 心雪 二年生産業技術学部総合デザイン学科クリエイティブデザイン学コース
